東京ぶらり旅、のついでに試験。

昨日は、一級土木施工管理技士の二次試験があった。

一次を合格して二次を落とした場合、翌年は二次だけ受験できる。
その二次を落とすと、その翌年は一次からになる。

つまり、「コンティニュー」が1回だけ可能な仕組みだ。
そして今回がそのコンティニューになる。

昨年の二次は、試験2日前まで工期の夜間施工マシマシ工事の現場代理人になっており、かといって書類作成などもあって日中寝てるわけにもいかず、勉強の時間が物理的に取れない詰みの状態であった。
今年も9月はなぜか忙しかったが、夜に仕事がないだけで全く違う。時間も脳みそのパフォーマンスも全く、違う。

さて一級土木・二次は問1として、経験した工事の内容を長文で記述する問題がある。
これが多くの人には鬼門のように語られ、必死に対策を迫られる。
ただ私は、ここにはほとんど時間を割いていない。

というのも、文字通り経験した工事を「安全対策ならあの事を、品質対策ならあの事を書こう」と箇条書きのように思い浮かべておけば、あとは当日文章にするだけだ。
まがりなりにもnoteやwordpressでちょっとした文章を書いていると、こういう時に役に立つ。

それよりも、それ以降がヤバイ。
「ア~オの中から選びなさい」とか、「次の用語群の中から選びなさい」が、一切ない。
すべて記述。用語を正確に習得できていなければ、詰みなのだ。

問2~3は「必須問題」。

問2はコンクリートの検査に関するもの。ウチではコンクリートの施工はやっても、検査は行わない。つまり、テキストから得た知識でなんとかするしかない。

3は足場の安全対策。短文記述だ。これもウチでは主として行う作業ではない。
必須問題2つで主に現場としてやらない作業について出るというのは、なかなか厳しい。

重点的に勉強した土工の盛土や軟弱地盤対策工法などは一切出なかった。いくらなんでもひどすぎる。

ここからは選択問題。問4~7から2つ、8~11から2つ選ぶ。

4は切土。過去問で虫食いになった部分は(たしか)出題されていない。当然かもしれないが、ちょっといやらしい作りだ。
5は土留め支保工。割と記憶に残っていたので回答した。
6はコンクリート。これは「出そう」と思って実際出た感じ。
7は産業廃棄物関連。単語が専門的でちょっと自信なかったので外した。

4~6が同じくらいのイケそう感だったが、先にスムーズに答えが出た5,6を選択した。

8はコンクリートの養生に関する留意点の短文記述。
「5つ記述せよ」。
…養生だけで5つ。ハードだ。部分点とか配点とかどうなっているのだろうか。
9は、TS(トータルステーション)、GNSS使用時の台帳管理。なんだこれ。マジか。
専門的すぎる。2秒で捨てた。
10は、建設機械の「事業者としてやるべき安全対策」。
これまた5つ。
運転手や作業者がやるべき事とは違うのがミソだと思う。知らんけど。
これも出るべくして出た問題。
11は…ボックスカルバートの布設の流れ。
これは正直、やっておけばよかったと後悔した。
記入項目が2つで良いのだ。

11も何とかならない気がしなくもなかったが、8と10の方が勝ち目があると判断した。

そんな感じで、重点的に勉強した部分からはまあまあ外れた苦しい展開だったが、やれる事はやったかなという印象。
これで落ちたら仕方ない。ゲームオーバー、一次から再スタートだ。…いや、やっぱりやだな。何かの拍子で受かってほしい。

試験は回答終了し次第退出OKなので(できない時間帯もある、最後まで待てば問題用紙持って帰ってヨシだけど要らん)、1時間半程度で全て書き終えて見直しし、退出。
そしてこの日のメインイベント、東京ぶらり旅へと繰り出すのであった。

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