「この中で、ドラッカーの『マネジメント』を読んだことのある方は手を挙げてください」
昨日の勉強会で、そんなやりとりがあった。
ドラッカーのマネジメントは、持っている。「イノベーションと企業家精神」も、持っている。読ん…ではいると思う。
しかしここで手を挙げると、何かしらの問いかけが来るのは分かっている。そしておそらく、それに答えられるほど内容を覚えていない。さっぱり覚えていない。
今思えば、あのドラッカーの「流行」はなんだったのだろう。
はっきりとは覚えていないのだが、
「もしドラ」…「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」が、ブームの火付け役だったような気がする。累計発行部数は300万部を超えている。
それに伴い、原典の「マネジメント」も売れた。いや、「マネジメント」が売れてて、「もしドラ」が売れたのか。2009年の話らしいが、当時はコンビニ店長として昼も夜もない生活を送っていた。ヒトとして生きていた記憶がない。
今でこそ落ち着いたビジネス書ブーム。その時に買って読んだ本の内容がどれだけ身になっているか…正直実感がない。そのジャンルの代表作の内容でさえ、具体的には覚えていないのだ。
ただ、毎日拙いながらも文章を書くようになって、文章の読み方のようなものも変わってきた体感がある。なんというか、ロクに噛まずに飲み込んでいた今までの読み方より、いくらか咀嚼して飲み込めるようになっている、あるいは、自分が文章を作るときに使う脳みその部分が少しずつ柔らかくなって、吸収?活動?しやすくなっている。そんな感じがする。
今日帰ったら、ドラッカーのマネジメントを久々に読んでみようと思う。最後に読んでから何年も経っているが、だからこそ気づけることもあると思う。