暑いときに熱いもの

数日前まで雨続きで涼しかったが、
昨日あたりからようやく日が戻り、暑くなってきた。

そんな中、コンビニでは
「中華まん」の販売がスタートしている。

外はまだ暑いが、
「朝晩は涼しくなる」「お客様に早めのアピール」
という理由だ。

スタッフさんがこの暑い中汗だくになりながら仕込む中華まん、
6~8時間後には売れ残りが全ボッシュートとなる。

アピールのための犠牲、となるわけだが
ちょっと昔には同じ時期に「おでん」が展開され

「ボリューム出さないと売れない」と満タンにした具材を
ほぼそのまま夜に投げ捨てるを繰り返すという
悪魔ような所業がいたるお店で行われていた。

もちろんそれは、現場のスタッフの意思ではない。
店長・オーナーの意思でもない。
これ以上は言わないでおく。

SNSなどを通じて
廃棄ロスに対して厳しい目が向けられるようになった現代、

多くを売るためにどんな犠牲も厭わなかったあの頃よりは
ちょっとは良い時代になったのかな、などと思いながら
すこしクタッとしたカウンターフーズのやきとりを美味しくいただいた。